昨日、かつてお子さんが不登校だった生徒の親御さんからこんな内容の事を言われました。

「学校の先生から、教室に入れなくても、ちょっとだけの登校でも大丈夫。元気そうにしているから大丈夫よ。
て事を言われました。
　子供が不登校になって、ドン底を味わっていた時に言われました。
ツライ時は時々思い出していました。

担任にも、いつでも相談にのりますよ。毎日でもいいですよ。
　て言われた事が嬉しかったです。

思い出すとウルっちゃいそうですね」



このお子さんはその後私たちの塾を経て高校に進学したのですが、

学校の先生の、見事な不登校への対応事例だと思います。

不登校を悲劇とは捉えない。

めったやたらに「学校に来させろ」とは言わず、「いつでも相談に乗りますよ」と、親御さんの気持ちに寄り添う。

どれほど親御さんの支えになった事でしょう。




こういう先生が一人でも多く居てくれる事を切に願います。

不登校は確かに本人にも親御さんにも辛いものですが、私は断言します。

不登校は不幸を確定させはしません。

別の事例ですが、

不登校が不幸につながるのは、こんな場合です。

「学校へ来させないと、将来引きこもりになりますから、無理にでも来させて下さい」

と、担任に不安を煽られ、子供を無理やりに登校させていた結果、

その子は精神科病院に入院する羽目になりました。



子供が不登校になったら、

まずは原因を正しく知りましょう。

そしてそれへの対策をした上で、

子供が学校へ戻りたくなるような支援をしましょう。


どうしても戻れないなら、穏やかに見守ってやりましょう。


いたずらに「学校へ戻れ」と叱責することは、事態を更にさらにと悪化させていきます。

最後に繰り返しますが、

不登校は不幸を確定させはしません。