2018年05月04日 16:33  カテゴリ:勉強カテゴリ:学習塾

採点への信念



「仲川学院式、採点の信念」

〜この壁は超えられると信じさせてやる事と、壁を超えられたと満足させてやる事〜

個別指導塾を名乗る以上、採点の仕方にも、私たちは生徒一人一人に合ったやり方で臨みます。

単純に丸バツをつけ、得点の集計をするだけという採点はしません。

①学年1位を自ら目指している子向けの採点。

②学年上位を目指させられている子への採点。

そして
③不登校、あるいはその他のハンディキャップにより、学業が思うようにならない子

その子らに向けた採点はそれぞれ異なります。

①においては全問正解しているのにもかかわらず、敢えてわずかなアラを探して減点しています。

定期試験、入試において寸分の油断なく解答の完成度を高めてもらうためです。

その上で本人が納得する説明をし、「お前なら必ず超えられる壁だ」と励ましてやる事で、意欲が充分な子はさらに伸びていきます。

②は学力、成績は充分ながら、様々な理由、あるいは圧力で学業に疲れ果てています。

点数等はあるがままにつけますが、必ずその頑張りは認め、これからも共にいて支えていく姿勢が伝わるよう、メッセージを添えます。

「一人ぼっちでがんばらされているんじゃない」「先生が一緒に壁を超えてくれる」という実感が、努力の継続を助けます。

さて、私たちが同業者その他から最も批判を受けるのが③の採点です。この採点は熟慮に熟慮を重ねた上、勇気を振り絞って行わなければなりません。

この子達にテストをします。そして10問中、1問だけ些細な間違いがあったとします。

私はそれに敢然と丸をつけます。

③は、勉強にも学校にも絶望した子達です。

親や先生に叱られ叱られ、時には私にさえ叱られながら、やっとの事で問題が解けるようになります。そして逃げ出したいくらいに嫌なテストを必死になって最後までやり遂げます。

私からすればそれだけでもう合格です。満点です。

「1問間違っているから、もう一度正しくやり直そう」

その言葉は、そうした子をひどく打ちのめします。絶望から前に進めなくします。

もちろんひどく間違えた部分が多ければ、それは身についていないという事なので再度指導します。

しかしそれよりも大切な事は、人の何倍も努力し、頑張った子なのですから「頑張って良かった」「努力して良かった」と思わせてやる事だと私は信じます。

「これからも頑張ってみよう」「もう一度学校に挑戦してみよう」

そうした気持ちを育めるのであれば、逆に1問のやり直しがそれをぶち壊してしまうのなら、私はこれからも勇気を持って不正解の1問に丸をつけます。

我々が育てなければならないのは、まずは希望と意欲だと思います。学力は後でもいいとさえ思います。

私は間違っているのかもしれませんが、この方針で、もう20名を超える子が学校に戻り、立派な大学生、社会人になってくれました。

小さいけれど壁を乗り越えた

この思いを何度も何度も経験させてやった事が、彼等の力強い支えになったようです。

これからも採点においてさえ、本人に合うやり方で行う「個別指導塾」で在りたいと思います。  
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Posted by 仲川学院 │コメント(0)