2019年07月01日 17:58 カテゴリ:子育てカテゴリ:勉強カテゴリ:塾
うちの子、ほめる所が全然無いんですけど
しつけのコツは一つ叱ってみっつ褒め
子供は褒めて伸ばすもの
とは良く耳にされる言葉でしょう。
私も常々褒める事は大切にしております。
お母様、あるいはお父様にもそう申し上げております。
ですが、
「先生、うちの子、褒める所が全然ないんです」
という親御さんにときおり出くわします。
はっきり申し上げますと、そんな事はないです。
いまだかつて、文字通り褒める所が全然ない子に出会った事は無いからです。
にもかかわらず、褒める所が無いというのは、「特別な褒めるべき良い事」を希望しすぎではないでしょうか?
そういう事は年に何度もある事では無いので、結果、褒める機会はほとんど無くなります。
また人よりズバ抜けて優れた特質を「褒めるべき事」と考えておられないでしょうか?
そのようなものを持って生まれてくる子は少ないので、それでは「褒められる子」はほとんど居なくなってしまいます。
かくして子は自尊心を育む事が出来ないままに成長する事になります。
適正な自尊心を持てなかった弊害については、前回の記事をご覧ください。
↓↓
http://vowwowisno1intheworld.boo-log.com/e489003.html
子供を褒めるにあたり、特別で優れた事を求めないでください。
褒めるべき事、褒めなければならない事は、日常のありふれた生活の中にあります。
「今日はお母さんの目をちゃんとみて話してくれたね、偉かったね。」
「ちゃんと靴揃えたね」
「ご飯を残さず食べたね」
そんなありふれた事をと思われるかもしれませんが、断固として申し上げます。
これらは全て褒めてやるべき、褒めてやらなければならない事です。
これが子供の自尊感情を育みます。
困難にへこたれず、立ち上がる強い心の源になります。
褒める事なく叱り続ければ、子供は意に反して弱くなります。
もっとあからさまに言うなら、
鍛えるためだ、しつけのためだと叱る事しかしなければ、子供を精神的に死なせてしまう事になります。
叱責の言葉は自然に、何の努力も無しに口をついて出てしまいます。
それよりも、子供を褒める努力をしましょう。
そして繰り返しますが、それは日常の中にあります。
それを見つけ出し、「偉かったね」の一言を言う事が、子育てを頑張るという事です。
追記
子育てとは喜びも大きいですが、大変な苦労も伴います。
頑張って子育てしているのに、なぜか報われない親御さんは、上の記事を参考になさってみてください。
時間はかかりますが、こうした事が親子関係を修復し、子供の心を育て、強くします。
次回予告
それでも褒める事が出来ない親御さんへ
自分以外のものになろうとしてはいけない。人生は人に見せるためのものではなくあなたのためにある。幸せに生きるために。
怒涛の愚痴ブログ。大学教授という名の馬○野郎
弱さと向き合おう。人間の成長はそこから始まる
楽しみだけを追い求めると必ず喜びの無い人生を送る事になる。惨めな人生をおくらない為に必要な事
捨て猫にゃーちゃん塾に来る♪
「何もしない」という事が何よりも大切な時がある。人生を棒に振らないために。
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Posted by 仲川学院
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