さて皆さん、久々に帰ってきた岡崎一暑苦しい男、仲川学院の仲川です。
受け入れた不登校の生徒も本日で100人を大きく超え、そのうち100人以上の生徒を復学か進学に導いてきました。
本当に多くの子が、大きく逞しく成長して仲川学院を巣立っていってくれました。
その中の1人、中1から不登校になったものの高校へ進学し、大学にまで進んだ子が、立派な会社の内定ももらい、あと一息で社会人というところで思わぬ壁にぶつかり、また再び私のもとに相談に訪れました。
大学の卒業研究です。
ちなみにこの写真は本文とは全く関係ありませんが、ぴよりーなちゃんです。
三年間頑張って、このあいだやっと一匹取れました。
いやー、長かった。
やっと私のもとに来てくれたね、ぴよりーなちゃん、
と、それは置いといて話をもとに戻します。
彼の卒業研究が何度提出しても教授からボツを喰らってしまうのです。
彼の研究は、私の専門とは分野が違うのですが、
はっきり言って本当に力作で良くできています。
熱い試行錯誤の跡、独自性、そして研究にかけた思いが伝わってくる力作です。
とりあえず、とにかく、彼が卒業できなくてはえらい事です。
彼と共に卒業研究に打ち込みました。
教え子が「いやー、うちの教授は細かくて変な所を突っ込んでくるんですよ」とぼやいていましたが、
実に本当に変なやつで、
何度提出してもやり直しを命じてきて、
しかも、
教授の言う通りに直せば直すほど、研究がどんどんつまらないものになってしまう!
繰り返しますが、教え子の研究そのものは非常に優れた出来です。
断言できます。
教授の言う通りに直したら、確かに研究が良くなっていくなあと感じられれば、教授を尊敬もし、一緒にやってる私も教え子も燃えてくるのですが、
全く逆になっています。
トホホの極みであります。
とはいえ、
こんな変な教授ごときに俺の大事な大事な教え子の将来を潰されてたまるか。
苦しい不登校を乗り越え、大学まで進み、あと一歩で社会人というところまで来て、
こんな変な教授にお前の将来を潰させるものか。
提出の最終期限まであと数日。
最後まで一緒に頑張ろうな!
卒業して社会人になるんだ
お前はいつまでも俺の大切な教え子なんだ!
いや、追記だがね教え子よ、
お前さんのもともとの研究は本当に見事なんだよ。
自信を持ってくれ。
ただ教授につまらないものに変えさせられてるだけでね。