さて、不登校の子の学校復帰を実現させる場合の私の流儀、第二回目です。
第一回目の過去記事
「学校へ行く事は一旦放っておいて本人の理解に努める」はこちら
↓↓
https://vowwowisno1intheworld.boo-log.com/e543637.html
今回ご紹介するのは
段階2
とにかく一度、心底安心するまで本人を休ませる
であります。
人によって見解は異なりますが、前回述べた通り、本人あるいは周囲の自覚のある無しに関わらず、不登校には原因があると私は考えています。
深く探っていけばその原因は見えて来ます。
そしてその原因のために、本人は限界を超えて疲れ果てています。
これが不登校の正体です。
もう疲れ果てて歩く事もできない旅人に出会った時、
その旅人に再び旅立って欲しい時、あなたならどうしますか?
無理矢理立って「歩け」と檄を飛ばしますか?
「がんばれ!」と励ましますか?
そうはなさいませんよね。
それでは旅人を再起不能にしてしまいます。
疲れ果てた旅人は、一旦充分に休ませなければ再びは立ち上がれません。
不登校も同じです。
良く学校が口にするセリフとして「学校へ来させないと将来はありません。頑張って登校させてください」というのを耳にしますが、
先程述べた理由で、逆効果になります。
まずやるべきは、原因の理解と排除。そして心身の心ゆくまでの休息です。
そんな事をさせて大丈夫か? もう二度と学校へ行けなくなるのではないか? とご不安の声をよくいただきますが、
そうなったためしは無いです。
いだずらな登校刺激や非難をやめ、子供の心を落ち着かせれば、
子供は今の事ではなく、将来の事に目を向けるようになります。
心に余裕ができるからです。
復学や進学はその時に考えてこそ意味を為します。
逆にそれを待たずに登校を強いることは、学業への拒絶をもたらします。
この時不登校はさらにこじれ、復学はより困難になります。
それでも不安な方は、私が常々申し上げているこの言葉をよく胸に刻んでください。
不登校は不幸を確定させはしない
不登校が始まってしまったのなら、一旦子供を充分に休ませる勇気を持ちましょう。
次回以降
段階3
食事を楽しくとらせ、生活のリズムを整える
段階4
本人の心からの望みを知り、その実現の為に必要な学校を考える
段階5
学校へ行き始めたら欠席を引き算で考えない
順次アップしていきます。