好きで不登校になる子はいない②不登校の学校復帰、私の流儀

仲川学院

2021年03月03日 04:30



さて、不登校の子の学校復帰を実現させる場合の私の流儀、第二回目です。

第一回目の過去記事
「学校へ行く事は一旦放っておいて本人の理解に努める」はこちら
↓↓
https://vowwowisno1intheworld.boo-log.com/e543637.html

今回ご紹介するのは

段階2
とにかく一度、心底安心するまで本人を休ませる

であります。

人によって見解は異なりますが、前回述べた通り、本人あるいは周囲の自覚のある無しに関わらず、不登校には原因があると私は考えています。

深く探っていけばその原因は見えて来ます。

そしてその原因のために、本人は限界を超えて疲れ果てています。

これが不登校の正体です。



もう疲れ果てて歩く事もできない旅人に出会った時、

その旅人に再び旅立って欲しい時、あなたならどうしますか?

無理矢理立って「歩け」と檄を飛ばしますか?

「がんばれ!」と励ましますか?

そうはなさいませんよね。

それでは旅人を再起不能にしてしまいます。

疲れ果てた旅人は、一旦充分に休ませなければ再びは立ち上がれません。

不登校も同じです。

良く学校が口にするセリフとして「学校へ来させないと将来はありません。頑張って登校させてください」というのを耳にしますが、

先程述べた理由で、逆効果になります。

まずやるべきは、原因の理解と排除。そして心身の心ゆくまでの休息です。

そんな事をさせて大丈夫か? もう二度と学校へ行けなくなるのではないか? とご不安の声をよくいただきますが、

そうなったためしは無いです。

いだずらな登校刺激や非難をやめ、子供の心を落ち着かせれば、

子供は今の事ではなく、将来の事に目を向けるようになります。

心に余裕ができるからです。

復学や進学はその時に考えてこそ意味を為します。

逆にそれを待たずに登校を強いることは、学業への拒絶をもたらします。

この時不登校はさらにこじれ、復学はより困難になります。

それでも不安な方は、私が常々申し上げているこの言葉をよく胸に刻んでください。

不登校は不幸を確定させはしない

不登校が始まってしまったのなら、一旦子供を充分に休ませる勇気を持ちましょう。



次回以降

段階3
食事を楽しくとらせ、生活のリズムを整える

段階4
本人の心からの望みを知り、その実現の為に必要な学校を考える

段階5
学校へ行き始めたら欠席を引き算で考えない

順次アップしていきます。














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