若者の貧困。抜け出して行く人と抜け出さない人

仲川学院

2019年03月12日 13:10



さて、この間の事ですが

「先生! 僕は今、期間工として働いていますが、正社員登用試験を受けますので、また指導お願いします」と、かつての教え子がやって来ました。

彼は卒塾した後大学に進んだのですが、大変に気の毒な事情から、今や随分と不遇な状況に陥っていました。

私は彼の身の上に同情するとともに、しかしやっぱりこいつは偉いやつだなあと思いました。

ある意味、私の教えを一番忠実に守ってくれた教え子であるとも思いました。

人間が幸せになるのは権利じゃあない、義務だ

どんな状況に陥ろうとも、幸せになる事を決して諦めるな

と、常々塾生には言って聞かせておりますが、彼はそれを忘れないでいてくれました。

自分の能力を高めて這い上がるために、多くは無いであろう収入の中から塾代を捻出して、また私のもとに来てくれました。

幸せになるためにです。

また過去には、派遣の仕事をしているが、今以上に安定した職を得るために看護学校を目指して塾に来てくれた教え子もいました。



今の若者は、私たちの世代が若かった頃より、はるかに多くの努力をしないと、安定した生活が手に入りません。

しかしながら、

どうか乗り越えて行って欲しい。

そのために、学ぶと言うことを、本当に大切にして欲しい。

豊かに生きるために。











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