2018年10月10日 00:39 カテゴリ:子育てカテゴリ:勉強カテゴリ:塾
不登校とご飯
開業して4年。未だに押しも押されもする我が塾であります。
その間に一般の生徒に混じり、来てくれた不登校の子達は現時点で26名。
うち18名は復学し、高等学校へ進学し卒塾。高校入学後も大学進学を目指し在塾中は2名。登校再開に備えて在塾中は4名。病状の悪化により入院し退塾した者1名。児童相談所に保護された者1名であります。
ちなみにうちの入塾一号生は不登校の子でした。
「たとえこいつ一人の為にでも俺はやる」といきり立って塾を始めたのが昨日の事のように思い出されます。
私は不登校の子を受け入れるにあたり、彼ら彼女らと一つ約束を交わします。
「俺は学校へ行けとは絶対に命令しない」
という事であります。
そしてその子らが学校へ行けない理由、行けなくなった理由を探ります。
もちろん本人に負担をかけないよう慎重に。
ある時は小児精神科に赴き、またある時は学校と直接やりあったり。夜中に家出した子を、ご両親と共に探しまくったり。
勉強も、今できる事をできるようにやるという事をモットーに、決して無理はさせません。
しかし、たった一つだけ私が彼らに対して厳しく諭している事があります。
「飯は三食きちんと食え」
という事であります。
好き嫌いが有ってもいいから、食えるものをきちんと食えという事であります。
飯をほぼ決まった時間に食べるようにしていれば、昼夜逆転を防ぐ事ができます。体も養えます。気力も養えます。
また、親が作ってくれたあったかいご飯は、体のみならず心の栄養になります。
苦しんでおられる不登校当事者と周辺当事者の方には大変失礼な言い方になりますが、
人間として最も重要な事を後回しにしてしまっては復学も何も有ったものではありません。
学校をどうするかは後回しでいい。
まず飯をしっかり食おう。
しかし、それをさておいて「この子を1日でも早く復学させてください」という親御さんに出会うと、心底やれやれと思います。
そうしたご家庭では、必ず食事時にもめるようです。
せっかくの美味しいご飯を目の間にして、「学校はどうするんだ」「将来はどうする気だ」とまくしたてられては、食欲の起きるはずもありません。
かくして孤食が始まり、生活のリズムが乱れ、復学は困難さを増していきます。
世のお父さんお母さん、
何があろうが、せめて飯だけは明るく楽しく、一緒に食べましょう。
案外そうした事が、事態を改善させていくものです。
自分以外のものになろうとしてはいけない。人生は人に見せるためのものではなくあなたのためにある。幸せに生きるために。
怒涛の愚痴ブログ。大学教授という名の馬○野郎
弱さと向き合おう。人間の成長はそこから始まる
楽しみだけを追い求めると必ず喜びの無い人生を送る事になる。惨めな人生をおくらない為に必要な事
捨て猫にゃーちゃん塾に来る♪
「何もしない」という事が何よりも大切な時がある。人生を棒に振らないために。
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「何もしない」という事が何よりも大切な時がある。人生を棒に振らないために。
Posted by 仲川学院
│コメント(5)
本を執筆なさってもいいくらいですね(^.^)
以前イジメ 不登校で有名な 「長田百合子」さんの本を読んだ事があります。
食事 睡眠 運動 とリズムをつくる事
そして親のあり方親も超本気にならないとダメだそうです。
いい内容をありがとうございました。
私のブログの内容が興味を引くということは、田之上先生もそれだけ子供の事を真剣に考えておられる証拠ですよね。
教育家同士、これからもよろしくお願いします!
食事は何よりも大事ですね、
先生もお仕事お忙しそうですが、お体は大切になさってくださいね。
毎晩、家族そろってご飯を食べているので元気モリモリです!!