2018年05月20日 17:16 カテゴリ:子育てカテゴリ:勉強カテゴリ:塾
焦って失敗ばかりする子の気持ち
武道の鍛錬や団体行動訓練の最中は除きますが、子供にあまり言わない方が良いなあと感じている言葉があります。
早くしなさい!
です。
塾の子に「靴を履いて外で待っててね」と言いますと、大抵の子は何事も無く靴を履いて外で待っていてくれます。
ですが折々出くわすのが、必死の形相で靴紐を結んで転げるように外へ出て行く子です。
かわいそうに、それでは当然靴紐も上手く結べているわけはなく、それでつまずいたり、あげくは何かにぶつかって壊してしまったりします。
見ていて誠に気の毒になります。
またそうした子は万事がそういった調子で、何事につけ焦っています。
しかし焦れば必ず本来の力を発揮しにくくなりますし、何より失敗が多くなります。
そのせいで、本人は必死に頑張った結果なのに「そそっかしい!」「注意が足りない!」と否定的な言葉ばかり浴びせられて自信を失い、しかも常に焦っているので大変疲れ果てています。
これでは勉強どころではありません。
なぜそうなってしまうのでしょうか。
その子のお母さんと三者面談などしますと、原因が何となく見えてきます。
車の乗り降り、塾の帰り際などに「早くしなさい!」「ちゃんとしなさい!」「まったくもうあなたは◯◯なんだから!」と、必要の無い場面で子供を責め立てています。
もちろんお母さんに悪気のあろうはずがありません。早くテキパキ、きちんと行動できる方が良いに決まっているからです。
しかしあまりに言い過ぎて子供を追い詰めてしまったら。
焦って失敗ばかりする子になってしまう気がします。
子供を少しだけ待ってあげよう
発達の度合いも個性もその子その子で違います。生来テキパキ動ける子もいれば、ゆっくりな子もいます。
その子の能力を超え、かつ無用な急き立てばかりしていると、子供の心にそれが刷り込まれてしまって「なんでも早くやらないと怒られる」という恐怖心でいっぱいになってしまいます。
当然、人から何か指示されれば、焦ってしまいます。焦って何がなんだか分からなくなって失敗ばかり。
これがそうした子の心の中です。
だとすれば、我々は子供の行動が思うようでは無くても、それを待ってやれる大人でありたいものです。
私たちの塾では、子供の行動に焦りが見られた場合は、一旦その行動をやめさせます。
「ゆっくりやれば良いんだよ。大丈夫」
そう声かけしてから再開させてやれば、それだけで失敗はほとんど無くなります。
すぐに疲れ果ててしまう事も無くなります。
理由と具体的な指示だけを伝えよう
しかしながら日常生活の中ではどうしても急かさなければならない場面が出てきます。
そうした場合には「早くしろ」とは言わずに「急がなければならない理由」と「その為に今しなければならない事」だけを具体的に指示してやるようにしましょう。
「◯時に家を出ないと間に合わない」「だからまずは顔を洗って」という具合に。
そして子供が頑張って物事を早く終わらせたら「偉いぞ、良く頑張ったね」と必ず褒めてやりましょう。
そうすれば子供は焦りからではなく、意欲で行動できるようになるでしょう。
そうなれば子は強くなります。
自分以外のものになろうとしてはいけない。人生は人に見せるためのものではなくあなたのためにある。幸せに生きるために。
怒涛の愚痴ブログ。大学教授という名の馬○野郎
弱さと向き合おう。人間の成長はそこから始まる
楽しみだけを追い求めると必ず喜びの無い人生を送る事になる。惨めな人生をおくらない為に必要な事
捨て猫にゃーちゃん塾に来る♪
「何もしない」という事が何よりも大切な時がある。人生を棒に振らないために。
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Posted by 仲川学院
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