2018年05月18日 23:21 カテゴリ:子育てカテゴリ:勉強カテゴリ:塾
我慢しても良い事は無い、と思わせてはならない
世の親御さんを大いに悩ませる事案に、お子さんのゲームやスマホの使用過多があります。
本日のブログのメインテーマはそれです。
ただしその前に、しばらく余談にお付き合い下さい。
私たちのような個別指導塾で、かつ個人経営ともなりますと、本当に様々なタイプのお子さんを託されます。
目に見えないハンデを負った子もいます。
そうした時、「この子にはハンデがあるから仕方ない。まあいいや」と見放すくらいなら、看板下ろして死んだ方がましです。
なので子供が負うハンデについては学べるだけ学びます。
文献を読みあさり、講習会が有ると聞きつければ出席し、受け入れた子に主治医がいれば、出向いて意見を聞き。
そうした中で、ある高名な小児精神科医の先生がおっしゃったのが、首題の言葉です。
我慢しても良い事は無い、と思わせてはならない
誠にその通りだと思います。
我慢とはある意味でチャンスロスであり、一時的にはマイナスの感情さえ覚える損な事です。
では何のために我慢するのか?
大人の皆さんなら分かりますね。
その先にある大きな希望を掴み取るためです。
我慢する為だけの我慢は、人間の生きる意欲を弱めていきます。
さて本題に帰ります。
ゲーム、スマホの使用時間を短くする事を目的にすると多くの場合失敗します。取り上げてもそれほどの成果はあげられません。
それは我慢だけを強いる事だからです。
我慢して良かったと思わせてやる事
これを子供に繰り返し繰り返し教える事が、我慢強い子を育て、自制心の強い子を育てます。
これを利用すれば、問題の解決の糸口が見えてきます。
つまり子供がゲームやスマホの使用を我慢したら、それに応じたご褒美を用意してやるのです。
事前に子供とよく話し合って1日の利用時間を決め、それを一ヶ月守れたら、例えば小遣いをアップしてやるなど。
子供を金や物で釣るのは下卑た事かもしれません。しかしそれで子供の生活が改善され、親の方の気苦労も減るなら、誰も困りません。双方がハッピーです。ご褒美はどんどん使おうではありませんか。
二つのご褒美
しかし忘れてはならない事があります。
ご褒美には二つの側面があるという事です。
「人のご褒美」と「物のご褒美」です。
このうち、より大切なのは「人のご褒美」の方で、物やお金だけ渡したのでは大した効果は見込めません。
ご褒美を渡す時には、「良くやったね」「偉かったね」と、満面の笑みで渡してやりましょう。
この時ご褒美は最大の効果を発揮します。
ぜひ一度お試しください。
Posted by 仲川学院
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